【映像観劇】星組公演「赤と黒」
ココ数日、寒い日が続きますね。寒い!こんにちは、にくです。いつも当ブログをお読み下さりありがとうございます。
そんなワケで寒いので自宅でダラダラと過ごす至福の日々を送っております。
スカステをつけっぱなしで。
すると、月組御園座公演で上演される演目「赤と黒」の2008年星組版が放送されていましたので、ウトウトしつつ視聴していましたらば、2幕で衝撃の展開にガツンッと眠気も吹っ飛んでしまいました。
もはや衝撃が強くて全体のストーリーとか分かりません。
イヤ、びっくりですよ。
エモい。ねねちゃん演じるマチルド嬢がとってもエモいんですよ!
以下、ネタバレあります
安蘭けいさん演じる主人公ジュリアンは成り上がり野望の強い、神学校上がりのとても優秀なイケメン青年。そんな彼がパリの大貴族ラモーン公爵の秘書的な仕事をする事になり、ラモーン公爵令嬢がねねちゃん演じるマチルド嬢です。
マチルド嬢は、300年前に処刑された(理由は失念)先祖を想い、命日の毎年4月30日には喪服を着て偉大なる先祖に敬意を抱き、其の恋人であった女性が撥ねられた首を抱き川辺を歩いたとかナントカのエピソードに陶酔している一風変わった女の子。
まあ、要は毎日が退屈なんでしょうね。地位も財産も美貌も持ち合わせている彼女は刺激が欲しいそうで。
そんなこんなでマチルドとジュリアンは恋仲?になりますが、なんだかんだで、マチルドがジュリアンの事を「厚顔無恥!」とかなんとか罵ってしまうワケで、其れにキレたジュリアンは剣を持ち出しマチルドを刺そうとする修羅場に!
ところがマチルドちゃん、さっきまでジュリアンを罵っていたのに
「今、私は恋人に刺されようとしている!!なんて刺激的なの!!?やっぱりこの人素敵!」
となり、2人は抱き合い・・・
!?工エエェ(゚〇゚ ;)ェエエ工!?
その後も物語は続くのですが、ココがクライマックスかの様な衝撃で、よく分かりませんでした。
とても衝撃を受けたのですが、考えてみると現代の犯罪モノの小説とかでも同じ様な人間(命の危機に興奮する人、つまり変態)が出てくる事や、オチがそういう事だったりのヤツがありそうな気がします。
って云うか、ドラマとかでも何度もあったんじゃないかな。
「理由はなんだ?」
「退屈だったのよ!」
みたいな猟奇殺人の様なヤツ。
かの名作、仮面のロマネスクにも通じる様に、当時の貴族って相当暇だったんですね。
200年前の出来事を元にした話の様ですが、現代にも同じ匂いがする事、感覚が古臭くなく新しいと感じた事と、初演が1975年(45年前!)と云う事に宝塚歌劇団及び脚本家の柴田侑宏先生の目の付け所の鋭さに感心致しました。
演者の感想としては、主演の安蘭けいさんが小物っぽいダークイケメンが超絶似合っていた事と、柚希礼音さんのスターオーラが凄い事と、マチルド嬢を名演したねねちゃんがとても華やかでエモかった事が印象的でした。
そして、コレを今の月組が演じるのかぁ。噂のマチルド嬢は天紫珠李ちゃん。う~ん、なんだか怖いもの見たさの様な感じのワクワク感が出てきた事は内緒です。<私も退屈なのかもしれない。ヒィッ!
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