にくの主に宝塚ブログ

主に宝塚歌劇についての愛と境界悪性卵巣嚢腫羅患記録。

ON THE TOWNの真意

夏休みに入り昼夜逆転に近い生活を送っており肌が荒れまくっています。どんな美顔器よりも規則正しい生活が美肌には一番の近道だと云う事を思い出しました。

こんにちは、にくです

いつも当ブログをお読み下さりありがとうございます

 

月組公演ON THE TOWNを観て、観劇日記に感想を書いたものの何か心に引っかかるモノがあり、色々と考えた結果

 

昨日書いた通り今回は、かなり前方席だったので演者毎の認識は凄く良く出来ましたが、全体を把握出来ていたかと言われると、多分できてなかったと思います。

前方すぎて舞台から発せられる全体のエネルギーが私を通り越して置いていかれているっ!と感じたり

なんだか、私がいつも観ている宝塚歌劇とは違う

「宝塚ってこんな感じやったっけ?」

と云う。別の舞台を観ている様な感覚になってしまいました。

 

いつも私が観ている宝塚歌劇は大体、トップコンビが既にカップルでラブラブしていたり、ヒロインを口説き落とす事が物語の中心である事が多いと認識しているのですが

 

今回もヒロインを口説き落とすと言うか、探し出す所から始まり、

たまきち(珠城りょう)演じるゲイビーがさくらちゃん演じるアイヴィーのポスターに一目惚れする事が物語のスタートと言うか、一番大事なポイントであり、其れを叶える為に外野(オジー×クレアとチップ×ヒルディ)が奔走するが為に起こる偶然のドタバタコメディ

 

7割近くと言うよりそのほとんどが外野のドタバタであって、其れが一つの物語として十分に成り立っていて、しかも其れがとても笑えると云う事

 

其れに対してトップコンビは其処にはほとんど出ておらず、たまきちが別行動でさくらちゃんに近付き(しかも劇場でレッスン中と云うポスターからの情報を元に劇場に向かった所、レッスン中だった彼女に出会うと云う単純さ)、一人で物語を完結させていて、しかも特に感動するとか笑えるとかが何も無いと云う事。

敢えて言うならば、夏月都さん演じるマダム・ディリーのアル中ぶりが徹底していてて可笑しかった事かな。

 

そういうワケで、この作品でトップコンビの出番が極端に少ない理由と言うか、オチが全く分かりませんでした。

 

なので、この作品を宝塚で公演して何を表現したかったのかなぁ?トップコンビがちっとも出てこない最たる理由がバシッとラストにあるならば納得出来る所もあったのでしょうけど、そういう事が何も無く3組のカップルが誕生し、即座に離れるだけと云うラストに、疑問が残りました。

 

この時代ならではのメッセージ

たまきちが終演後の挨拶で「この時代ならではのメッセージを感じ取って頂ければ嬉しい」と言っていまして其れが

物語の終盤で、チップが「このままずっと一緒に居たい」的な事を言ったと思うのですが、ずっと一緒に居たいけど戦地に赴かなければならない、思う通りにはいかない時代背景であると言うメッセージ

 

つまり、劇団の公式サイトにも書いてある束の間の恋と、トップスターが終演後に言っていた事がこの作品の真意だったと言う事でした。

なるほど、半分だけ納得出来ました。

後の半分は、納得できない作品もあると云う思い出として取って置きたい思います。

作品についてあれこれ考えを巡らせているウチに一つだけでも自分の中で決着したので、納得するまで向き合う事は良い事だな、と思います。

 

 

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