にくの主に宝塚ブログ

主に宝塚歌劇についての愛と境界悪性卵巣嚢腫羅患記録。

白い巨塔を見たYO【前半】

 少し涼しい日は、寝巻き(半袖Tシャツ+ステテコ)の上にカーディガンを羽織り、ヒートテックハイソックスにひざ掛け。と言う

色々間違っているスタイルでブログを書いています。

こんにちは、にくです

いつも、当ブログをお読み下さりありがとうございます

5月の下旬に放送された白い巨塔↓の録画を観終わりました。(今更!)

 

www.tv-asahi.co.jp

 

私は前回の唐沢寿明さん版をリアルタイムで結構一生懸命見ていて、今回のリメイク?を岡田君がかっこ良くて好きなので、結構楽しみにしていたのですよ。

 

先日、私は卵巣嚢腫の摘出手術の為に入院していて、そこで私にはよく分からない医学会の色々、何処の職場でも色々はあると思う、があるんやろな。と思う事がありまして

 

あ、こう言う事?実際には違うかもしれんけど

・実際に私の腫瘍を摘出したの誰?

・執刀医がその後、患者を一度も診察しないのは特におかしい事ではない!

とかさー。

なんか、その中身はどうなってんの?とか、あれやこれやに疑問を感じる事はたくさんありました。

ただ、その中でも看護師さんの対応は、本当に親切で患者の事を第一に考えて対応してくれてはるのは、凄く分かりました。 

 

ドラマでは、佐々木さん柳葉敏郎の手術の際、財前教授が手術室に入って来たのは、柳葉さんが麻酔で眠ってからだったしね。

私の手術してくれはったのも、私が知らないだけで実はS先生だったとか?

まあ、無事に退院出来たのでどなたでも良いんですけど

更に次の外来もT先生だしね

 

私の事はさて置き

 

財前教授の回診です!

唐沢版では、財前教授の回診です!のシーンが凄くクローズアップされていて、ドラマの内容よりも回診が目立ってた印象でした。

更に財前が佐々木さんの手術を急いだのも、目的としていて、ココが一番印象的でした。

尺の問題もあるのかも分からないけど、

 

佐々木さんの手術を周りに何と言われようとやっちゃった理由

唐沢版

 敵対する師であり、退官する東教授のラスト回診のタイミングとバッティングさせ、財前のスーパーな手術に注目を集め東教授のラスト回診をショボいモノにする事

 

岡田版

教授である自分の診断に君はケチを付ける気か!

 その他の業務で忙しかったため患者に対して不誠実な対応をしてしまった。の?

⇒頭の良い財前ならば、ココで廻りの声を聞かなければ容態が悪くなるかもしれない、

これからも同じ態度でいくつもりならば、その後身を滅ぼす事になる 事は容易に想像できたやろう。

で、結局、理由は?日程的にキツいって言っても沢尻エリカとデートしてたやん?

 

 と、云う事で唐沢版に比べて岡田版は、少しぼんやりしている印象です。

私の中では、ココが結構重要な位置づけだったので、なんか肩透かしされた様な気分になってしまいました。

 

 

 

裁判に関して

裁判の重要な争点である、カルテの改ざん

時代の変化に合わせて、岡田版は電子カルテになっているからか、ココも実にあっさり。

そして、あっさり控訴審で判決が翻る。佐々木サイドはハッピーエンド。

 

原作について

ちなみに、原作は未読なのですが(オイ!)、田宮版を見ていた母によると

第1審で財前側の勝訴の後、控訴する間もなく田宮-財前は結核で死亡だった。

が、読者?視聴者から抗議が殺到し、その後逆転した、と言う話。

 

原作者の山崎豊子さんは既に亡くなっていますが、彼女が執筆した当初(1960年代)は、患者側が泣き寝入りする事が普通だったので、こういう結末で書き上げ、それを今の医学会の常識は、こんなに酷いよ!と云う意味で世間に発表したのかなぁ。

そのおかげか、最近の医学会は閉鎖的ではなくなってきていて、患者には選択肢が与えられる、と云う点で進歩してきています。

 

つまり

そんな、このご時世に半世紀以上前の時勢や閉鎖的な医学会を一番の要因としたドラマを、現代に合わせてリメイクする。というのが、少し無理があったのか?

なので、財前の行動理由がぼやけてしまった様に思います。

ストーリーもかなり変わっていたので現代に合わせている制作サイドも苦労は凄く分かるのですが、肝心の財前が何をしたかったのかが分からなかったら、ねぇ。

 

後半(各キャスト編)につづく

 

 

白い巨塔(一?五) 合本版

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