にくの主に宝塚ブログ

主に宝塚歌劇についての愛と境界悪性卵巣嚢腫羅患記録。

映像技術の進歩により過去が現実になる

昨日から、まるで盛夏の様なお天気で、梅雨入りしたと云う情報はガセ?と思う程、暑くないですか?こんにちは、にくです。いつも、当ブログをお読み下さりありがとうございます。

 

最近のスカステは、平日の午前8時から90年代のショー、レビュー作品を放映してくれていて、丁度一息入れながらぼんやりと眺めている事が多く

今から20年以上前の作品ばかりなので、今も現役でいらっしゃるのは大御所専科様、私が顔と名前が合致する所では2000年代にトップスターを務められた方々の若手時代。

 

と言う、当時を知らない者としては「私の知らない世界」そのものであり、映像が古くて現在の横長テレビモニターの両サイドには黒いスペースが設けれれ、映像として写っているのは昔のテレビサイズであり、更にレトロ感を醸し出しております。

 

かくいう私も、90年代と云えば勿論物心もついて、今では違和感を覚える昔のテレビ画面のサイズ(正確に云うともっと小さい時代から)を見ながら育ち、成人したワケですが

そんな日々も今は昔。

そんな「私の知らない世界」inタカラヅカが、親世代の幼少期の白黒写真を見て、この時代は世界が白黒だったのではないかと思っていたあの感覚に似ているなぁと、

その時代、別のものを見ていたとは言え確実に私はこの世に存在して、生きていたのに、そんな風に思ってしまう程、私にとっては今のタカラヅカとは遠い世界に感じておりました。

 

ところがどっこい。

ベイ・シティ・ブルース(’93年花組・宝塚)と云う安寿ミラさん×森奈みはるさん×真矢みきさん時代の作品が、昨日の夕方放映されていまして。

作品の内容はほぼ入っていないに等しいのですが

映像が、現代のブルーレイ並に美しく勿論、昔の映像特有の両サイドの黒いスペースも無く、とてもクリアに映っておりまして

 

現役時代の安寿ミラ先生が、とても美しく格好良く動いていらっしゃいまして。

周りの方もほとんど存じ上げない方々ばかりだったのですが、この映像がクリアだと云う理由だけで、1993年今から27年前の作品で「私の知らない世界」が現代の私がよく見ている世界のモノとなり、私の中にグイグイとその存在感を突きつけて来た事がとてもとても衝撃でありました。

演出が小池修一郎先生だからと云う事もあり、舞台装置や世界観がとても現代的に感じ、去年の作品が放映されているのかな?レベルの時代を感じさせない映像でありました。凄いよ、宝塚歌劇!!

 

何故、この作品が美しく再生されたのかは分かりませんが、以前、エリザベートの過去作品をデジタル映像化して円盤が再販されていましたが、このレベルであれば購入の価値ありです。

世間の技術はどんどん発展していっているワケですね。ありがとう!!

 

 

 

↓ランキングに参加中です。ポチッとして頂けると嬉しいですヽ(・∀・)ノ

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村