にくの主に宝塚ブログ

主に宝塚歌劇についての愛と境界悪性卵巣嚢腫羅患記録。

まぁ様公演(TV)観劇-その弐-って云うよりも、当時の宙組を振り返る。

そんなワケで、バレンシアの熱い話とA Motion(エース モーション)について

 

 

バレンシアの熱い花

 

この作品は、2007年の同じく宙組大和悠河主演版をTVで観ていて、そこそこテンポ良く見る事が出来たのですが、主演2人の歌が壊滅していた事に驚いた事、それを補ってなお大和悠河さんのキラキラで映えのある舞台姿が、望海風斗 だいもん に似ている(逆でしょうけれども)事に気付いた次第です。

あと、所々挟まれる チャララララードンッ的な昭和の効果音が気になる所 笑

初演が1976年と昭和真っ只中、そこを受け継ぎつつもビジュアルは平成のスタイリッシュな宝塚となっていて、古臭さは感じませんでした。

それとラモンとロドリーゴを役替わりで演じていた蘭寿とむさんと、北翔海莉 みっちゃんが超超ステキでした。

男気溢れる黒塗り!

今やお2人共、綺麗なマダムですね。

同一人物とは思えない

 

 

『バレンシアの熱い花』『宙FANTASISTA! ! 』 [DVD]

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前置きがかなり長くなってしまいましたが、まあ様版のまぁ様は台詞も明瞭に聞き取れるし、歌も良く、おまけに上品さ溢れるフェルナンドに心奪われてしまいます。

 うららちゃんも激やせした所がちょうど、日陰の女風に、よく似合って素敵でしたが、今思うと彼女も色々ある時期だったのでしょうね。

ゆりかちゃんは、言うまでもなく黒塗り姿もカッコよく。

力合わ~せ♪とまぁ様ゆりかちゃん、あっきー3人で歌う場面は並びも間もすんごい好き✩特にゆりかちゃんの、やらせられてる、気だるい感じが特に素敵。みっちゃんと蘭寿さんのそれもまた素敵でした。

組長、寿つかさ すっしーさんの悪役も、とてもよく合っていて、こういう悪いオヤジをやらせたら右に出る者は居ないでしょうね。

 

ショーのHOT EYES!!

大劇場公演でのみりおんのポジションをうららちゃんとまどかちゃんで分担していて、歌はまどかちゃん、その他芝居仕立ての所はうららちゃんっていう感じで適材適所の配置。

当時言われていたのは、次の大劇場公演で退団が決定していたみりおんの後釜位置になる娘役を、劇団は複数並ばせてみて様子を伺っているのではないか?と。

並び的には、まぁ様×うららちゃんが良いかと思っていましたので、まあ、なる様になったのかな。と。

大劇場公演1作のみ、相手役不在でしたが実質、うららちゃんが相手役だったような感じでしたしね。

ただ、ストーリー上、神々とバレンシアは、まぁ様がうららとまどかを両天秤にかけて侍らかしているの図、真骨頂でしたね。

 

 

 

そして、プレサヨナラ公演のA Motion(エース モーション)

コレは!まぁ様退団発表後の公演だったので、無理を押して劇場で観る事にしました。運良くチケットも取れたので。

しかも、幸運な事に当時、暫く行方不明と言われていた、ゆりかちゃんが観劇に来ていて、愛想よく手を振りながら着席される姿を見て更にテンションが上がりました。

皆さんご存知かと思いますが、1幕が、まぁ様が宝塚に入団した2002年に流行していた歌を中心に、2幕は宝塚の歌を中心に。

懐かしい歌と共に煌びやかな衣装で歌い踊るタカラジェンヌの図は、本当に目の保養と心に潤いを頂きました。

そして、この時私は始めてオペラ越しのウィンクを頂いた次第です。あっきーからっ!!

続く2幕では、ひとかけらの勇気、愛ちゃんのとファントムの曲(失念しました)を聞けて、更にチャラチャラのミーマイのビルを見れたのがヨカッタ点。

いつもより更にチャラチャラに見えたのが何故なのか考えてみると、メイクが少し黒塗りになっていて、それがいつもに増してそう見えたんだな、と確信しました。

2幕のラストはB'zのALONEで締めでしたが、歌も良く、ギターソロの箇所では、まぁ様が黒燕尾で連続ターンを含む振りを優雅に壮大に踊っていたのですが、それが本当に舞台栄えしていてて、嗚呼、この舞台に立ち、黒燕尾を着る為に生まれ持った手足の長い長身も優雅な動きも全て、次の公演で見納めなのだ。

と、噛み締めて噛み締めて舞台を見つめながら涙した記憶があります。

(映像版は版権の関係でALONEの音は差し替えになっているそうです)

 

宙組梅田芸術劇場公演 朝夏まなとアメイジングステージ 『A Motion』 [DVD]

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