にくの主に宝塚ブログ

主に宝塚歌劇についての愛と境界悪性卵巣嚢腫羅患記録。

【漫画】雪人YUKITO が良かった件

私が住む自治体の教育委員会も本日3月2日から3月24日まで休校措置、その後春休み期間を経て、次に登校するのは4月の始業式と云う夏休みに匹敵する長期休み措置を取る事を決めました。そんなワケでこの先一ヶ月、色々とやる気を失っているところです。こんにちは、にくです。いつも、当ブログをお読み下さりありがとうございます。 

 

そんなワケで、観劇予定も無くなり呆然としている私ですが

携帯電話に某キャリアを使用している私は最近、専らPaypayの恩恵を受けまくり

PTAでの買物をYショッピングで済ませ、そのポイント分で色々な電子書籍を購入して精神の安定を保っているところです。

 

そんな中、広告が出ていて絵が綺麗だったので試し読みしてみると面白かったのが

ハードボイルド系小説の巨匠、大沢在昌氏原作の小説「北の狩人」を漫画家のもんでんあきこ氏が漫画にした作品「雪人 YUKITO」

いつまでだか1巻と2巻が無料で読めるので、是非読んでみてくださいませ。

 

色々な偶然が重なり、色々な人に助けられ、複雑に絡み合った複数の事件が一本の糸に繋がり真相が解明され、犠牲はあるものの終わりはとてもスッキリ、そしてとても読み応えのある作品でした。

 

この主人公・雪人がマタギと云う、東北の山の中で熊等を狩って生計を立てる猟師の孫であり、マタギが山で獲物を解体して家に持ち帰る際に使うナガサと言う山刀を持ち歩いている事と

彼の目が氷の様に澄んで美しい事、其れはマタギの血を引くハンターの目であり、

実は秋田県警の刑事である彼は、新人として配属されて1年弱の間に未解決事件を3件も解決したエースと云うのも、ハンターの血でしょうね、と言われている程獲物を捕まえる事に長けている事

 

コレらが根底にあってストーリーは進んでいきます。

 

そして自己紹介は必ず「おじいはマタギだ」「ナガサはマタギの魂だ」

とかで、登場人物全て「マタギ」と云う職業を知っている所が驚きです。

私は知りませんでした。

 

スッキリ終わったので、とてもスッキリした気持ちになるのですが、この作品の魅力はやはり、もんでんあきこ氏の美しい絵であると私は思います。

女性は程よく色っぽい美人と、愛らしいけど色気のある少女

若い男性(つまり主人公)は骨格からして男性らしく面長で、通った鼻筋が美しいです。

そして鍛錬しているだろうな。と云う服の上からでも分かるスタイルの良さ。と、首筋や腕の筋肉が美しい。

そして、中年オヤジの絵がこれまた、程よくくたびれた感じがあって、けれども貧相とは違う、若者の描写には無い色気があって超絶カッコ良いワケです。

 

そんな渋い中年オヤジと色っぽい美人と云えば、この2人のほんのり色恋があったりして、お互い長い間その気持ちを秘めていて、一瞬結ばれるのですが、そんな所も切なくて魅力です。きゅん。

ちなみに主人公雪人にも色恋があります。きゅん。

が、あくまでこれらの色恋はストーリーの一部であり、このほんのり具合がハードボイルドな展開を少し緩ませてくれ丁度良かったです。

 

あとがきを読むと、原作には無い設定や展開もあったりするそうなので、お得日に小説版を購入して読みたいと思っています。

 

ちなみに次回の更新は、気に入った作品があると、最近はやらずにいられない実写版キャストを妄想するつもりです。お付き合いよろしくお願いします。

 

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